


ブンデスリーガの平均観客動員数は約38,000人で、世界最多を誇るリーグです。
ドルトムントは平均観客数が8万人近くに達しており、中堅クラブや2部のクラブでもスタンドが常に満員に近い状況は珍しくなく、リーグ全体の平均収容率は95%を超えています。
2024/25シーズンには、1部・2部あわせた全36クラブの平均チケット販売枚数が34,000枚に達し、過去最高を記録しました。
公式ウェブサイト



メンバーシップ
メンバーシップは、ドイツ語で「Mitgliedschaft」と表現されます。
ブンデスリーガのいずれのクラブにもメンバーシップ制度が設けられています。
メンバーに加入すると「チケット優先購入権」「グッズ購入割引」等の特典が付帯するのは、他リーグ同様ですが、
ブンデスリーガの多くのクラブでは、メンバーになるとクラブ総会への参加権や投票権、発言権が与えられるなど、単なるファンクラブではなく、クラブを支えるソシオ的な存在に近い印象があります。
そのためか、
- 入会手続きには書面での提出が必要
- IBAN(国際銀行口座番号)やSEPA口座振替など欧州圏の決済方法が必要
など、日本からの加入には障壁が高いため、チケットを優先的に購入する目的でメンバーシップに加入するのは、他のリーグに比べて難しい場合もあります。
ここでは、ブンデスリーガのチケットについてはメンバーシップ加入を前提とせず
紹介していきます。
ただ、
ダービーマッチ、チャンピオンズリーグ等の人気チケットの販売はメンバーに限定している場合が多い
ので、メンバーシップへ加入を希望する場合は、クラブに問い合わせながら手続きをすることがよいと思います。
- 加入手続きのオンライン化が不十分で、書面で申請する場合もある。
- IBANやSEPA口座振替など欧州圏の決済方法が必要な場合がある。
- ダービーマッチ、対ビッグクラブ、CLなどのチケットは、メンバーでないと入手できない場合がある。
ブンデスリーガ チケット販売スキーム
チケット販売プロセスはクラブで異なる
チケットの
- 発売時期
- 販売方法
- 告知方法
販売プロセスはクラブごとに独自に定められており、それらを理解することがチケット獲得への近道と言えます。
例えば、
- バイエルン・ミュンヘン:
- 3月頃より次シーズンの抽選販売受付開始。
シーズン中は試合が近づくとメンバー販売・一般販売を実施
- 3月頃より次シーズンの抽選販売受付開始。
- ドルトムント:
- 各試合の4~6週間前にメンバー販売を実施
- ボルシアMG:
- シーズン開幕前に全対戦カードの先着販売を実施
- フランクフルト:
- 数試合分のチケットを年数回に分けて販売
といった具合に販売方法や販売時期はそれぞれです。
試合日程の決定時期
現地観戦を計画する上では、試合日程が確定していたほうが旅程を立てやすいですが、日程が未確定のままチケットを販売しているクラブもあります。
正式な試合開催日時はいつ決定するのか?
正式なキックオフ日時は、概ね試合の1〜2か月前に決定し、数節分をまとめて発表します。
日程発表は1部・2部リーグ同時に行われます。
他の欧州リーグに比べて日程発表が比較的早い傾向にあるため、旅行の日程を組みやすいリーグだと思います。
2025/26 日程発表スケジュール
日程が確定すると、ドイツフットボール協会(DFL)の公式Xアカウント(@DFL_Official)から発表されます。
2023/24 日程発表スケジュール
発表内容 | 発表日 |
8/18(金)開催(1試合)のKO時間 1部・2部 全対戦カード・ | 6/30 |
第8節【10/20-22】 第1節【8/19-20】~ | 7/12 |
第9節【10/27-29】~ 第13節【12/1-3】 | 10/5 |
第14節【12/8-10】~ 第18節【1/19-21】 | 11/9 |
第19節【1/26-28】~ 第26節【3/15-17】 | 12/21 |
第27節【3/30-31】~ 第30節【4/19-21】 | 2/29 |
第34節【5/18】 第31節【4/26-28】~ | 3/20 |
チケット購入前に日程が確定しているか要確認
試合日程は試合の1〜2か月前に決定するため、チケット購入前に各クラブの公式サイトに記載されている日程が確定しているかどうかを確認しておく必要があります。
例えば、バイエルンのサイトでは日程が決まっていない試合は「金~日曜日」と表示されています。



日程が確定しているかどうかは、ブンデスリーガ公式サイトで確認できます。
日程が確定している試合は、金~日曜日に試合が振り分けられていますが、



未確定の試合は、全試合「土曜日23:30(日本時間)」と表示されます。
(表示される時間は使用デバイスの設定タイムゾーンで、現地時間では15:30)



基本的な試合日程
基本的に週末の試合は、
- 金曜日 …20:30 K.O.(1試合)
- 土曜日 …15:30 K.O.(4~5試合)
18:30 K.O.(1試合) - 日曜日 …15:30 K.O.(1試合)
17:30 K.O.(1試合)
平日の試合は、
- 火曜日…20:00 K.O.(4試合)
- 水曜日…20:00 K.O.(5試合)
に振り分けられることが多いです。
ライン・ルール地方などクラブが集中する地域(ドルトムント、シャルケ、ボーフム、ケルン、レバークーゼン、ボルシアMGなど)であれば、日程によっては週末に複数試合を観戦することも可能です。
ブンデスリーガでは他の欧州主要リーグ同様(プレミアリーグ以外)、過密日程軽減のため年末年始に中断期間を設けています。
中断期間はクリスマス前から1月中旬頃までの約4週間で、他のリーグより長く、期間中はカップ戦も開催されません。
ブンデスリーガは他リーグと比べて試合数が4試合少なく(他リーグは全20チームに対し、ブンデスリーガは全18チーム)、国内カップ戦でも再試合やホーム&アウェイ方式の対戦がないため、これほど長いウィンターブレイクを導入しています。
チケット再販システム
多くのクラブでは、チケットの再販(リセール)システムを導入しています。
英語では
- Secondary Market(二次マーケット)
- Ticket Exchange
ドイツ語では
- ZWEITMARKT
- TICKETBÖRSE
と表記されています。
一般販売が行われない場合や完売した場合でも、再販システムで購入できることがあり、場合によってはシーズンチケットホルダーの良席を入手できることもあります。
スタジアム観戦エリア
ブンデスリーガのほとんどのスタジアムで、ホーム側のゴール裏は立ち見自由席です。
どのクラブも熱狂的なサポーターが集まるエリアのため、旅行客の観戦エリアとしてはあまりお勧めできず、良い場所は開門と同時に埋まります。
自由席があるため、試合当日はかなり早い時間から人が集まり始める傾向があるのも、リーグの特徴の一つです。



フランクフルトの本拠地「ドイチェバンク・パルク」はホーム側ゴール裏は上層階、下層階とも立見席です。



ウニオン・ベルリンの本拠地「シュタディオン・アン・デア・アルテン・フェルステライ」のように、メインスタンド以外の3面が立見席というスタジアムもあります。
試合当日は公共交通が無料
チケット購入者には地域の公共交通機関(近郊鉄道、地下鉄、バス、トラムなど)を無料で利用できます。
観戦者がその地域の交通機関を無料で利用できることは、ブンデスリーガの最大の特徴の一つですが、その内容はクラブによって異なります。
- 全てのクラブではない
- バイエルン、ウニオンの試合チケットには、このサービスは付帯しない。
- 無料で利用できる交通機関・時間帯・エリアはクラブによって異なる。
- 試合日に終日利用できる場合もあれば、「キックオフの●時間前から有効」と利用時間を限定する場合もある。
- 試合チケットをそのまま乗車券として利用できない場合がある。
- 試合チケットが乗車券を兼ねるクラブもあれば、ドルトムント、フランクフルトの場合は、別のサイトにアクセスしてモバイル乗車券を発券する場合もある。(発券方法等詳細は購入確認書に記載されています。)
そのため、交通機関利用前に公式HPやチケット購入確認書で内容の確認が必要です。
スタジアム持ち込み禁止物



スタジアム入場時のセキュリティチェックは、他リーグと比較して厳格な印象があります。
入場時の持ち物検査やボディチェックに時間がかかるため、スタジアムへは最低限の荷物で早めに到着することをおすすめします。
下記は持ち込み禁止物の一例で、詳細はクラブによって異なるため訪問前に各クラブHPで事前確認しておくことが望ましいです。
主な持ち込み禁止物
- 【大型のカバン】
- A4サイズ以上のカバン。
- スーツケース、キャリーケースはNG。
- 鉄道駅にコインロッカーがある場合が多い。
- スタジアムに手荷物預かり所がある場合が多い。
- 【一眼レフカメラ・ビデオカメラ】
- 多くのクラブでNG。ポケットに入るコンパクトカメラは認められている場合あり。
- 【長傘】
- 長傘はNG、折りたたみ傘はOK。
- 【自動り棒】
- スマホはOKだが、自動り棒はNG。
- モバイルバッテリーNGの場合もあり。
- 【飲食物】
- 500mlを超えるペットボルト飲料
- ドルトムント、バイエルンはあらゆる飲食物の持ち込み禁止
ホテル、カフェ、小売店等が荷物の一時預かりを行っており、オンライン上で場所検索・予約・決済ができ、24時間対応しているところもあります。
チェックイン・チェックアウト時間や移動の関係でどうしても大型荷物がある場合は、こういったサービスを利用するのもよいと思います。
キャッシュレス・スタジアム



ヨーロッパの殆どのスタジアムでは、公式ストアでのグッズや飲食物の支払いは完全キャッシュレス化しており、現金での支払いができません。
以前はドイツのスタジアムでオリジナルのプリペイドカードを導入している場合が多かったですが、現在はタッチ決済対応のクレジットカードでの支払いが可能なスタジアムも増えています。
タッチ決済付きクレジットカードやApple Pay、Google Payなどがあれば、カードを決済端末に差し込み暗証番号を入力する、といった手間も必要なく便利です。
各クラブ現地観戦ガイド
ブンデスリーガ 公式チケット購入ガイド
他リーグ チケット&観戦基本情報








