試合情報
- 2024年12月11日(水) 18:45K.O.
- 2024/25 チャンピオンズリーグ・リーグフェーズ 第6節
- アトレティコ・マドリード 3 - 1 スロヴァン・ブラチスラバ
- 観戦エリア:
ゴール裏(North Stand) /1F席前方 コーナー付近
スペイン3泊4日の旅
12月2週目はチャンピオンズリーグ等ヨーロッパ大会のリーグフェーズが開催される週ですが、イギリスでの試合が「アーセナルvsモナコ」のみのため、他の地域へ足を延ばしてみようと思い、スペインで開催される試合を観戦することにしました。
観戦する試合は下記の2試合です。
- CL:アトレティコ・マドリード vs スロバン・ブラチスラバ
- EL:レアル・ソシエダ vs ディナモ・キーウ
同じ週にドイツでは
- レヴァークーゼン vs インテル
- ライプツィヒ vs アストン・ヴィラ
- ドルトムント vs バルセロナ
イタリアでは
- アタランタ vs レアル・マドリード
- ユヴェントス vs マンチェスター・シティ
等の好カードが組まれていましたが、いずれもチケット入手が難しそうなので、チケットが取りやすそうなスペインでの試合を選びました。
行程はロンドンからマドリードに入り、ビルバオからロンドンへ戻るスペイン3泊4日の旅です。
ロンドンからマドリードへの往路はスペインのナショナルフラッグキャリア「イベリア航空」を利用し、ビルバオからロンドンへの復路はスペインのLCC「Vueling(ブエリング)航空」を利用しました。
ロンドン~マドリードの移動時間は約2時間半。
運賃は往路イベリア航空が€105(約17,500円)、復路ブエリング航空が€22(約3,700円)です。
ブエリング航空の航空券は
・受託手荷物なし
・機内の荷物棚の使用なし
・座席指定なし
の「Basic」という最安パッケージ。持ち込める荷物はシート下に収納できるバッグサイズ(最大40x20x30cm)のみなので、大きな荷物はロンドンに置き、身軽な装いです。
利用時期にもよりますが、早めに予約すればイギリス~スペイン往復航空券を20,000円以下で購入することができ、スペイン現地の宿泊費や食費はイギリスに比べると圧倒的に安く済むため、少々交通費をかけても元を取った気になります。
これくらい手軽だと、ヨーロッパの人にとっての欧州内の旅行は、日本人にとっての国内旅行と同じような感覚ではないかという気がします。
1年ぶりのメトロポリターノ
メトロポリターノの訪問はほぼ1年振り2回目。前回はヘタフェ戦を観戦しました。
昨年からスタジアム名称とチームエンブレムが変更になっています。
2022年に地元の不動産会社「シビタス」が命名権を取得していましたが、2024年10月からユニフォームスポンサーと同じ「リヤド航空」へ命名権が変更となり、現在の名称は「RIYADH AIR METROPOLITANO」です。
エンブレムは2017年のメトロポリターノへの移転を機にリニューアルされていましたが、昨年ソシオによる投票で90%近い支持を得て今シーズンから旧エンブレムが復活しました。
リヤド・エアー・メトロポリターノ
2017年にオープンした新しいスタジアムですが、新しいだけでなく観戦環境が本当に素晴らしいスタジアムであることを改めて実感します。
設計時に収容人数の拡張より快適性・視認性・安全性における高い水準を優先しており、その設計方針を知らなくてもスタジアムに入ればそのことを実感することができます。
コンコース、階段、シートピッチなどには広く余裕があり、観客が心地よく観戦するための環境をここまで考えられたスタジアムは他に中々ないのではないかと思います。
階段の踏み面と幅はかなり広いので、試合終了後の退場もスムーズです。
あえて残念なことを挙げるとすると、ロングサイドとショートサイドの間にガラスの壁面があるので、自分の席のエリア以外への移動ができません。
また、コンコース内で提供される飲食物はキオスク程度です。
スタジアム周辺には併設のバーやフードトラックなどが充実しているので飲食は入場前に済ませておいたほうがよいと思います。
イングランドのスタジアムのようなボックス型ではないのでピッチとスタンドの間に少し距離がありますが、スタンドには適度な傾斜があるのでどこからでも観戦しやすい構造です。
ゴール裏スタンドも緩やかな曲線状なので、ピッチから少し離れています。
アウェイ席は3階席の隅の方で、アウェイサポーターの観戦エリアは優遇されていません。
ゴール裏コーナー付近からの観戦
購入した席はアウェイ側1F席ゴール裏のコーナーフラッグに近いエリアです。
チケット価格は一般販売で€50(約8,200円)。
CLリーグフェーズのチケット価格としては少し高いなという気がしますが、メンバーで購入していたら50%OFFの€25です。
アトレティコはメンバー料金を設けており、人気のないカードは50%の割引を設定する場合があり、人気カードでも20%以上の割引を受けることができます。
メンバーシップ会費(25歳以上)は€68(約10,900円)と高いですが、メンバー特典にチケット購入にも使える€25(約4,000円)のクーポンが付くので実質の負担は€43(約6,900円)です。
この試合のメインスタンド席を一般販売で購入すると€120ですが、
メンバーシップに加入して購入すると
€68(会費)+€60(チケット価格)-€25(特典クーポン)=€103
という具合に会費を払ったとしてもメンバーに入った方がチケットを安く購入することができます。
高い席ほどお得感がある仕組みなので、アトレティコのチケットを買う際はメンバー加入の是非を検討するのがおすすめです。
CLリーグフェーズ 第6節
ヨーロッパ大会は20時や21時キックオフの試合が多いですが、この試合は18時45分キックオフの観戦しやすい時間帯です。
メトロポリターノは市街地から離れており21時キックオフだと、終了後宿泊地に戻る頃には24時を過ぎている可能性もあるので、19時前キックオフと21時キックオフでは試合後の気持ちの余裕がかなり違います。
アトレティコは、リーグフェーズ5試合を終え、3勝2敗で全36チーム中15位のプレーオフ圏内。
公式戦9連勝中でリーグ戦では優勝争いに加わってきました。
スロバンは5戦5敗で勝ち点0、得失点の関係で全36チーム中35位です。
スロバン・ブラチスラバは、スロバキアのチームで日本ではあまり馴染みがありませんが、6年連続国内リーグを制覇している強豪で、2024年にチャヴリッチ選手が鹿島アントラーズへレンタル移籍で加入していました。
先制はホームチーム
試合は立ち上がりからアトレティコのペースで前半16分にアルバレスのゴールで先制。
その後も優位性を崩さず42分にグリーズマンのゴールで差を広げます。
後半開始直後にPKで1点差となります。
それでも慌てることなく3点目を奪い、終始安定した内容で3-1で試合終了となりました。
この結果アトレティコはストレートイン圏内の8位のチームと勝ち点差1の11位に浮上。
6戦全敗のスロバンはリーグフェーズでの敗退が決定しました。