【観戦レポ】2024/25 リヴァプール vs フラム

試合情報

  • 2024年12月14日(土) 15:00K.O.
  • 2024/25 プレミアリーグ 第16節
  • リヴァプール 2 2 フラム
  • 観戦エリア:
    アウェイエリア(Anfield Road Stand) /1F席 前方

アウェイエリア観戦

欧州各リーグではアウェイチケットはアウェイチームが販売し、販売対象もアウェイチームが独自に決めます。

そのため、シーズンチケットホルダーや観戦履歴の多いサポーターへ優先的に販売されますが、運がよければ一般メンバーに回ってくる場合があります。

今回の「リヴァプールvsフラム」のチケットは、フラム公式から購入できる機会があったので、アウェイチケットを購入しました。

チケット価格は£30(約6,000円)

プレミアリーグでは「アウェイチケットの上限価格は£30(約6,000円)」と定めています。

通常アウェイチケットと併せて、クラブ主催の「コーチ・トラベル(バス旅行)」も販売しており、今回のリヴァプール戦の旅行代金はメンバー£30、メンバー外£35でした。

早朝クレイヴンコテージを出発し、深夜に戻る片道5時間以上の日帰り弾丸バスツアーですが、チケット代と合わせて£60(12,000円)でリヴァプール戦の現地観戦が楽しめるなら、かなりのお得感があります。

アンフィールド・アウェイエリア

プレミアリーグではアウェイチケットの割り当て数も規定しており、収容人数が 30,000 人を超えるスタジアムの場合、アウェイチームに最低 3,000 枚のチケットを提供しなければならず、収容人数がそれ以下の場合はスタジアムの座席数の10%を提供する必要があります。

加えて、アウェイエリアの場所についても規定されており、「少なくとも1ブロックはピッチサイド」を割り当てる必要があり、アウェイサポーターがスタジアムの隅の方に追いやられることはありません。(ニューカッスルのセントジェームズパークの様に安全上の理由での例外あり)

アンフィールドのアウェイエリアは「Anfield Road Stand」1階エリアの半分で、試合の熱気が直に伝わってくるような場所です。

前方の席は、迫力ある選手のプレイを目の前で観れそうです。

今回購入した席はゴールの真後ろで、ホーム側エリアとの緩衝帯に近い15列目付近の席です。

やや前過ぎる気もしましたが、スタンド傾斜角があるので、前方の席でも見づらいということありませんでした。

ゴール裏はホーム、アウェイとも手摺付きの席で、試合中は立ち見での応援になります。

アウェイエリアのコンコースは広く、試合前でも混み合うことはありません。

飲食店は簡単な売店程度です。

リヴァプールvsフラム

今シーズンのリヴァプールは目立った補強がなく、開幕前は話題性が少なかったですが、ここまで14試合を戦い1敗の首位で、2位チェルシーとの勝ち点差を4ポイントに広げています。

10月から負傷離脱していたGKアリソン・ベッカーがこの試合から先発に復帰。

フラムは15試合を終えて勝ち点23。これは15試合終了時点での同クラブのプレミアリーグ史上2番目の好成績で、順位は10位ながらも4位マンチェスターシティとの勝ち点差は4ポイントの好位置につけています。

長らく戦線離脱していたディエゴ・ジョタ、ハーベイ・エリオットもメンバー入りしました。

先制はアウェイチーム

大方の予想に反し、立ち上がりからフラムペースで進み、点が取れそうな雰囲気がありました。

その流れのまま前半11分にペレイラのアクロバティックなゴールでフラムが先制。

そして、そのすぐ後の前半17分にリヴァプールのロバートソンがレッドカードで退場し、アウェイエリアはさらに沸き立ちます。

前半はフラム1点リードのまま終了。

リヴァプールの枠内シュートは1本で、決定機も殆ど作れず前半のアンフィールは静まり返っていました。

1点リードで数的有利になり、ハーフタイム中のアウェイエリアは「このままいけるんじゃないか!?」という高揚感で包まれていました。

後半早々に同点

後半開始早々にサラーのアシストからガクポのゴールで同点となってからのアンフィールド空気が一転。

リヴァプールは一人少ない数的不利を感じない強度の高さとそれを後押しするスタンドからの声援がスタジアム全体の熱量を高めていきます。

サラーはこのアシストでリヴァプールでの通算100アシストを達成し、欧州5大リーグで、デ・ブライネ、ミュラー、メッシに次ぐアシスト数の記録となりました。

しかし、2点目を奪ったのはフラム。

左サイドの17番イウォビから出たボールをロビンソンを経由して途中出場のムニスが決め、後半30分にフラムが再びリード。

この日のイウォビは左サイドから何度もチャンスを作っており、フラムの中で一番目に留まった選手でした。

ホームとアウェイの間

ホームとアウェイの間の緩衝帯には5席分程度のバナーが敷かれている程度で、すぐ真横に相手のサポーターがいる状況でしたが、両サポーターとも自分のチームの応援に集中しており、点を取っても取られても相手チームを挑発するような行為は見られませんでした。

スタジアムの一体感

1点目を取られたときは静まり返ったとなったアンフィールドでしたが、今回はリードされてもスタジアムの熱量が下がるどころか、「追いつくぞ」というスタジアムの一体感が増々高まっていくような感じでした。

その期待に応えたのは、この試合から途中出場のジョタで、後半40分過ぎに同点ゴールを決めます。

同点になってからの残りの数分間はどちらが3点目をとってもおかしくない展開でしたが、そのまま2-2のドローで試合終了。

試合終了後のアウェイエリアは、勿体なかったという感情と、リヴァプール相手によくやったという感情が入り混じったような空気でした。

  • ポゼション:リヴァプール69% / フラム 31%
  • シュート:リヴァプール16本 / フラム12本
  • 枠内シュート:リヴァプール4本 / フラム3本

一人少ないリヴァプールでしたが、スタッツを見ると勝っててもおかしくない試合内容で2-2であってもとても見ごたえのある試合でした。

勝ち点1を分け合い、リヴァプールは2位チェルシーに5ポイント差、フラムは順位を一つ上げ9位になりました。

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