試合情報
- 2023年12月19日(火) 21:30KO
- ラ・リーガ 第18節
- アトレティコ・マドリード 3 - 3 ヘタフェ
- 観戦エリア:
メインスタンド(Lateral oeste) 1階席 / 前方エリア
スタジアム アクセス
本拠地「メトロポリターノ」はマドリード中心地から北東約10km、マドリード・バラハス空港の近くにあります。
スタジアムへの主な交通手段は地下鉄で、地下鉄7号線の最寄り駅「メトロポリターノ駅」は、スタジアムに隣接しています。
地下鉄7号線は街の中心部を通っていないため、ソル駅、アトーチャ駅など観光の拠点となるような場所から向かう場合は1回以上の乗り換えが必要で、街の中心部から約40~50分程度です。
交通手段が地下鉄に集中するため、帰りはかなり混雑します。
ラリーガの試合は、試合終了時間が23~24時頃になることも珍しくありませんが、マドリードの地下鉄は深夜1時~2時頃まで営業しているので、試合終了まで観戦しても終電を逃すことはないと思います。
シビタス・メトロポリターノ
最高ランクのスタジアム
本拠地「シビタス・メトロポリターノ」は2017年に開業した収容人数68,000人のスタジアム。
UEFAが定めるスタジアムランクの最高グレード「カテゴリー4」を取得しており、2019年チャンピオンズ・リーグ決勝の舞台にもなりました。
広い高台にポツンとあるスタジアムで近くに飲食店のようなものはありませんが、試合当日はスタジアム周辺に多くの仮設の飲食店が出店するので試合前の飲食に困ることはなさそうです。
公式ストア
スタジアムに併設した公式ストアはかなりの規模で商品も充実していますが、試合当日は混雑するので、買い物はマドリード中心地にある公式ストアで済ませておいたほうが現地での時間の節約になります。
スタンドレベル
スタジアムは3層構造で、チケット価格は2階席が一番高く、次いで1階席、3階席となります。
ロングサイドの2階席はVIP席のようなエリアなので、ロングサイドで観戦するなら1階席の中段あたり、ショートサイドなら1階席後方か2階席前方が観戦しやすいエリアではないかと思います。
ピッチとスタンドの間隔は程よい距離間ですが、1階席はあまり傾斜がないので、中段より後方が観戦しやすそうです。
メインスタンドを背にして右側がホーム寄りのゴール裏でコアサポーターが集まるエリアです。このエリアのチケットはメンバーでないと購入できません。
ゴール裏もピッチとの距離は近いですが、1階席は傾斜が緩いので、中段より後方が観戦しやすそうです。
スタジアム入場後は、上下階とロング・ショートサイド間のエリア移動は出来ません。
2階席、3階席はかなり傾斜角がありそうですが、3階席になるとかなりピッチから離れるので、観戦に適したエリアは、1階席の中段より後方か2階席前方ではないかと思います。
座席の96%が屋根に覆われているので、雨天時も雨に濡れる心配も殆どないと思います。
コンコースは、コンクリート一色でシンプルな構造ですが、エリアごとのエントランスがないので、かなり広く、開放的です。
スタンド内の階段も広く混雑が発生しにくい構造になっています。
シートピッチにも余裕を持たせており、観戦時に窮屈さを感じることは殆どありません。
凝った意匠はなく、派手さはありませんが、コンコースや通路が広くかなり余裕を持って造られています。
観客の安全性や快適性、障害のある方の移動のしやす等にとても配慮されたスタジアムです。
スタジアム内で提供される飲食物はキオスク程度で、入場前スタジアム外周の飲食店の方が充実しています。
メンバーシップ
この日は、メインスタンド(WEST SIDE)1階席前方で観戦しました。
一般価格100€の席ですが、メンバーシップに加入したため、メンバー料金で50%OFFの50€へディスカウント。更にメンバーシップ特典の25€バウチャーを使用し、25€で購入できました。
メンバーシップ料金が64€なので、会費64€+チケット代25€の合計89€。
100€のチケットを実質89€で購入出来たことになります。
平日開催ということもあってか、メンバー価格は全席50%OFFとかなり高い割引率でしたが、どの試合もメンバー料金が設定されるので、メンバーシップへ加入した方がお得にチケットを購入できる場合があります。
この試合の最も安価な席はSOUTH END側ゴール裏でこのエリアはメンバー向けにしか販売されませんが、価格は€10でした。
メンバーシップ会費は€64で安くはありませんが、試合によっては元が取れます。
また、複数人で観戦する場合はメンバーシップへの加入で会費以上の特典を得られる場合があるので、アトレティコのチケットを買う場合は一度メンバーシップ加入を検討することがおすすめです。
ラ・リーガ 第18節
対戦相手はヘタフェ。同じマドリードをホームタウンとするダービーマッチですが、それらしい雰囲気は殆ど感じません。
今節開始前の順位は、アトレティコは4位、ヘタフェは8位。
今シーズンのヘタフェは健闘しており、アトレティコといえど簡単に勝てる相手ではありません。
立ち上がりからアトレティコは思うようにファールを取ってもらえず、アトレティコ側に少しイラついた空気が流れます。
キックオフ直後から力は均衡しており、どちらが先制してもおかしくない展開が続く中、前半38分にアトレティコのサビッチが2枚目のイエローカードで退場となります。
一人少ないアトレティコが先制
A・マドリード 1 - 0 ヘタフェ
⏱ 44分 ⚽ A.グリーズマン(A・マドリード)
立ち上がりからほぼ五分の内容の中でアトレティコに退場者が出て、ヘタフェ側が有利になるかと思ったらアトレティコが先制します。
A・マドリード 1 - 1 ヘタフェ
⏱ 53分 ⚽ B.マジョラル(ヘタフェ)
一人少ないながらも先制したことで後半立ち上がりもアトレティコペースで始まりますが、次にゴールを決めたのは、ヘタフェ。
アトレティコは追いつかれた直後にモラタを投入。
一人少ないながらも逆転を狙う意気込みを感じます。
交代選手がゴール
A・マドリード 2 - 1 ヘタフェ
⏱ 63分 ⚽ A.モラタ(A・マドリード)
同点に追いついたことでヘタフェが数的優位を勢いづくかと思ったら、追加点は途中出場のモラタのゴール。
クラブタイ記録のゴール
A・マドリード 3 - 1 ヘタフェ
⏱ 69分 ⚽ A.グリーズマン(A・マドリード)
そのすぐ後に相手のファールで得たPKをグリーズマンが決め3-1とリードを広げます。
グリーズマンはこのゴールでアトレティコでの通算得点数を173とし、クラブの歴代得点ランク1位、故ルイス・アラゴネス氏に並びました。
アトレティコは前節でホーム20連勝のクラブタイ記録を達成しており今日勝てばクラブ新記録となる試合でもありました。
80分を過ぎて2点差が付き、スタジアムはほぼ勝利を確信した雰囲気になり、あとは試合終了を待つだけとなってから再び試合が動きだします。
終了間際の同点劇
A・マドリード 3 - 2 ヘタフェ
⏱ 87分 ⚽ O.ロドリゲス(ヘタフェ)
A・マドリード 3 - 3 ヘタフェ
⏱ 93分 ⚽ B.マジョラル(ヘタフェ)
ヘタフェは、終了間際の87分に1点差とし、アディショナルタイムに相手のハンドで得たPKをマジョラルがこの日2点目を決め3-3の同点となり試合終了。
シーズン前半のラ・リーガの得点王争いは、レアル・マドリードのベリンガムに注目が集まっていますが、そのすぐ後に付けているのが、ヘタフェのマジョラルとアトレティコのモラタとグリーズンマンで、この3人が揃ってゴールを決めた試合でした。
試合終了時のスタジアム内の失望感はこの上ないものでしたが、試合全体としてはペースをつかんだ方が点を取られるという不思議な展開でした。
色々な記録がかかった試合でもあり、試合自体はとても面白い内容でした。