【現地観戦ガイド】スタディオ・ディエゴ・マラドーナ【ナポリ】

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目次

ナポリへの行き方

ナポリはローマから南へ約230kmに位置しており、高速鉄道を利用すれば約1時間〜1時間20分で到着するため、日帰り旅行も可能な距離です。

高速鉄道で行く場合

イタリア全土で鉄道を運行しているのは、「Trenitalia(トレニタリア)」「Italo(イタロ)」の2社です。

Trenitaliaはイタリアの国営鉄道会社で、イタリア全土に広がる鉄道網を運行し、都市間の高速列車から地域列車、通勤列車まで幅広くサービスを提供しています。

Italoは主要都市間の高速列車サービスが中心で、運賃はTrenitaliaよりお手頃です。

ローマとナポリの間は、トレニタリアの高速鉄道「フレッチャロッサ(Frecciarossa)」やイタロの特急列車によって結ばれています。

  • 所要時間:1時間~1時間15分
  • 料金:早期予約で15€前後~、標準価格は30~50€程度

特急列車で行く場合

トレニタリア社の「INTER CITY(特急列車)」で2時間~2時間20分。

標準的な運賃は20~30€くらいです。

バスで行く場合

ItabusとFlixbusがローマ~ナポリ間でバスを運行しています。

  • 所要時間:2時間40分~3時間
  • 料金:時間帯によっては5€前後~、標準運賃で10€~

バスでの移動は交通状況に大きく左右されるため、時間に余裕があり、運賃を節約したい場合には有効な手段です。

ディエゴ・マラドーナ

ナポリの街を少し歩くだけで、サッカーとマラドーナが人々の生活や心にどれほど深く根ざしているかが伝わってきます。

マラドーナがこの街のクラブで活躍したのは30年以上前のことですが、その面影は今でも街の至るところに色濃く残っています。

Murale Diego Armando Maradona(マラドーナの壁画)

街の中心にあるトレド通りから細い路地を上った住宅街の一角に、有名なマラドーナの壁画があります。

壁画の周辺には多くの露店が立ち並び観光地化していますが、マラドーナの存在を強く感じられる場所でもあります。

スタジアムアクセス

スタジアムへの主な交通手段は地下鉄(メトロ)です。

ナポリの地下鉄について

観光客が主に利用する地下鉄は以下の2路線です。

  • 1号線(Linea 1):観光地など主に街の中心部を走る路線
  • 2号線(Linea 2):スタジアム行き路線

1号、2号と路線番号があてられていますが、それぞれ運営会社が違い、運営は統合されていません。

1号線は地元の「anm社」、2号線は旧国鉄の「トレニタリア社(Trenitalia)」が運営しており、券売機・切符・運賃体系・改札はそれぞれ別で、共通化されておらず、まったく別の鉄道網と考えた方がよいくらいです。

1号線と2号線にはそれぞれ「ガリバルディ駅(Garibaldi)」という駅がありますが、両駅は同じ場所にあるわけではなく、少し離れています。

1号線のガリバルディ駅はナポリ中央駅の地下にあり、そこから100m程度離れたところに2号線のガリバルディ駅があります。

そのため、ガリバルディ駅で地下鉄1号線と2号線を乗り換える際には、一度改札の外に出て、改めて切符を購入する必要があります。

地下鉄(メトロ)の「M」マークのサインも、1号線(Linea 1)と2号線(Linea 2)で微妙に異なっています。

“世界で最も美しい駅”と言われるトレド駅(Toledo)は1号線の駅です。

(トレニタリアの券売機)

スタジアム行きの2号線の切符はTRENITALIAの券売機で購入できますが、トレニタリアの公式HPからモバイルチケットを購入する方が便利で、券売機に並ぶ必要もありません。

トレニタリアは日本のJRのような全国鉄道会社で英語版の公式サイトもあり、サイトから購入する場合は、出発地と目的地を入力するだけで、簡単にチップを購入することができます。

2号線(トレニタリア)車両

スタジアムへ向かう2号線は、ナポリを東西に横断する鉄道路線で、地下鉄というよりも近郊列車に近い性格を持ち、車体も大きく輸送力があります。

スタジアム最寄り駅

(Campi Flegrei駅)

スタジアム最寄駅は「カンピ・フレグライ駅(Campi Flegrei)」で、駅からスタジアム迄は徒歩10分程度です。

ガリバルディ駅(ナポリ中央駅)~カンピ・フレグライ駅

  • 運賃:1.5€
  • 乗車時間:25分

カンピ・フレグライ駅でも切符は購入できますが、帰りは混雑するので予めガリバルディ駅で購入しておいた方がよいと思います。

2号線の最終電車は23時頃ですが、試合開催日はカンピ・フレグライ駅発の臨時列車が10分間隔で運行しているので、遅い時間帯の試合でも終電を気にする必要はなさそうです。

23時頃終了の試合を観戦しましたが、終電の心配はありませんが、多くの人が2号線を利用するので、車内はかなり混雑していました。

スタジアム情報

新スタジアム構想

現在のスタジアムは1959年に開業し、1990年のイタリアW杯に合わせて改修された歴史ある施設ですが、設備の老朽化は否めず、また陸上トラック付きのスタジアムであることから、新スタジアム構想が立ち上がっています。

2032年のユーロ大会に合わせ、早ければ2027年夏完成を目指し、現スタジアムから南西3kmにあるバニョーリ地区(Bagnoli)6万人規模の新スタジアム計画が検討されています。

マラドーナ・スタジアム

スタジアムはナポリ中心部から西へ約8kmの住宅街の中にあります。

スタジアムの正式名称は、「スタディオ・ディエゴ・アルマンド・マラドーナ」。

2020年に逝去したマラドーナの功績を称え、現在の名称に変更されました。

入場時の身分照会

セリエAのどのスタジアムでも入場時に、チケットの氏名と身分証を照合があるためパスポートの携帯は必須です

チケットの名義変更が不可の場合は譲渡が出来ません。

身分照会は入場者全員を対象としており、キックオフが近づくにつれゲート付近は混雑するので、早めの到着が望ましいと思われます。

主な持ち込み禁止物

  • 一眼レフカメラ
  • ビデオカメラ
  • 容器に入った飲料
  • 長傘、先の尖った傘 等
手荷物預かり所

駅の手荷物預かり所

イタリアの鉄道駅にはコインロッカーがないことが多いですが、大きな駅では構内に「Kibag」という手荷物預かり所がある場合もあります。

街中の手荷物預かり所

ホテル・カフェ・小売店など、荷物の一時預かり場所を取りまとめサイトがあり、オンライン上で場所検索・予約・決済ができます。

チェックイン・チェックアウトの時間や移動の都合で大きな荷物を持ち歩かざるを得ない場合は、このようなサービスを利用するのも一つの方法だと思います。

公式ストア

スタジアム周辺に公式ストアはないようですが、公式グッズの取扱店(Blu Point Sports)はあります。

(ナポリ中央駅の店舗)

ナポリ中央駅など、街中に公式ストアはありますが、いずれも小さな店舗です。

公式チケットの購入方法

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