【現地観戦ガイド】アタランタ【ゲヴィス・スタジアム】

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ミラノ ~ ベルガモ

ミラノ~ベルガモ間の移動

アタランタの本拠地「ベルガモ(Bergamo)」は、ミラノの北東約50kmに位置する、人口約12万人の街です。

中世の街並みと芸術が息づく、ユネスコ世界遺産にも登録された、イタリア北部の美しい丘の上の街として知られています。

ミラノからベルガモへの主な交通手段は鉄道で、ミラノ中央駅からベルガモ駅までは約50分です。

ミラノ〜ベルガモ間の鉄道は、地元ロンバルディア州の鉄道会社「TRENORD(トレノルド)」によって運行されています。

ミラノ中央駅~ベルガモ駅

  • 移動時間:約50分(60分間隔で運行)
  • 運賃:片道6ユーロ

ミラノ・マルペンサ空港とミラノ中央駅を結ぶ「マルペンサ・エクスプレス」も、TRENORDが運行しています。

TRENORDはイタリア国鉄「TRENITALIA(トレニタリア)」の子会社で、乗車券は駅にあるTRENITALIAの券売機でも購入できますが、乗車券の購入にはTRENORDの公式アプリの利用が便利です。

Trenord

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TRENORDのアプリ

TRENORDのアプリには英語版もあり、インターフェイスはとても使いやすいです。

出発地・目的地の選択や乗車券購入までのステップがシンプルで、直感的に進められます。

アプリを利用すれば、駅の券売機や窓口に並ぶ必要がありません。

マルペンサ・エクスプレスの乗車券も購入できるため、アプリを利用すれば空港到着後の列車への乗り換えもスムーズです。

駅名がアルファベット順に並んでいるので探しやすく、先頭の二文字を入力すれば該当する駅名一覧が素早く表示されます。

出発地と目的地を選択すると、該当する列車の一覧が表示されます。

券売機で購入する場合

アプリの利用に不安がある場合は、駅の券売機で乗車券を購入することも可能です。

緑色の機械がTRENORDの券売機ですが、TRENORDの乗車券は赤色のTRENITALIAの券売機でも購入できます。

空港~ベルガモ市街地の移動

ベルガモにある「オーリオ・アル・セーリオ空港」は「ミラノ・オーリオ・アル・セーリオ空港」とも呼ばれています。

ベルガモ市街地から約4kmと近く利便性が高い空港で、空港とベルガモ駅間は路線バスで約15分です。

  • 運賃(空港~ベルガモ駅):3ユーロ
(ベルガモ駅)

空港からのバスはベルガモ駅前のバスターミナルに到着します。

このバスターミナルからは、スタジアム方面行きのバスも発車しています。

オーリオ・アル・セーリオ空港の就航路線

オーリオ・アル・セーリオ空港は、LCCを中心にヨーロッパ各国とイタリア国内の主要都市を結んでいます。

利用者数はローマ・フィウミチーノ空港、ミラノ・マルペンサ空港に次いで、イタリアで第三の規模の空港です。

  • イギリス(ロンドン、マンチェスターなど)
  • スペイン(マドリード、バルセロナなど)
  • ドイツ(フランクフルト、ベルリンなど)
  • フランス(パリ、マルセイユなど)

国際線は、40以上の都市と150便以上の直行便が運航されています。

ヨーロッパ各都市からミラノへ行く場合は、マルペンサ空港やオーリオ・アル・セーリオ空港を利用することで、より便利な路線が見つかりやすくなります。

空港~ミラノ市内のシャトルバス

オーリオ・アル・セーリオ空港とミラノ中央駅間もシャトルバスが運行しており、移動時間は50分、運賃は片道10ユーロです。

ベルガモ観光

ベルガモは、サッカー観戦のためだけに訪れるにはもったいないくらい、見どころの多い魅力的な街です。

世界遺産にも登録されている「チッタ・アルタ(Città Alta)」は、中世の趣を色濃く残す旧市街で、丘の上に広がる歴史的な中心地です。

チッタ・アルタは「街の上」を意味し、小高い丘の上にある城壁都市からの光景は、北イタリアで最も美しい街ともいわれています。

ベルガモ駅からチッタ・アルタまでは約2.5kmで、徒歩では約40分、公共交通機関を利用すれば、バスとケーブルカー(フニクラ)を乗り継いで約30分です。

スタジアムアクセス

路線バスでスタジアムへ

スタジアムはベルガモ駅から約2.5kmに位置しており、主な公共交通手段は路線バスです。

ベルガモ市内のバス・ケーブルカー・トラムは地元の交通会社「ATB社」が運営しており、乗車券は共通です。

試合当日はバスが無料

試合のチケットがあれば、当日の市内バスが無料で利用できます。

※リリースではセリエAのホームゲーム開催時が無料とあり、国内外カップ戦も対象となるかは不明。

利用方法は、乗車時に試合のチケットを乗務員に提示するだけです。

公共交通機関情報

主な乗車券の種類と運賃

ベルガモ市内のバス・ケーブルカー(フニクラ)・トラムの乗車券は共通です。

運賃はZone制で決まり、スタジアムや主な観光地はZone1圏内です。

  • 1回券:1.70€(75分間乗り換え自由)
  • 10回券:14.50€(75分間乗り換え自由)
  • 24時間券:4.90€(利用開始から24時間有効)

24時間券は空港〜ベルガモ市街地が適用範囲に含まれているため、空港到着後すぐにベルガモ観光をする場合は、24時間券の利用がお得です。

運賃の支払い方法

  • タッチ決済付きクレジットカード
  • ATB社のアプリ
  • バス車内・観光案内所等の券売機

スタジアムへの往復だけであればタッチ決済での支払いで十分ですが、24時間券や10回券を利用してベルガモの街を積極的に観光する場合は、アプリの利便性が高いと言えるでしょう。

ATB Mobile

ATB Mobile

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ATBアプリ

ATB社のアプリは英語版対応しています。

アプリでは乗車券の購入だけでなく、時刻表、バス停、最適ルートの検索もできます。

スタジアム行きバス路線

9番バス

(9番バス ルート)

クラブ公式サイトでは、ベルガモ駅からの交通手段として9番バスを案内していますが、それ以外にもスタジアム方面行きの路線バスがあります。

その他の路線

(7番バス ルート)
(6番バス ルート)

7番バス、6番バスもスタジアム周辺を通過します。

ただし、試合開始2時間前から試合終了30分後までの間は、スタジアム周辺の公道が閉鎖されるため、路線によっては試合前後の時間帯に迂回ルートで運行される場合があります。。

徒歩でスタジアムへ

ベルガモ駅からスタジアム迄は2.5km徒歩30分程度なので、徒歩でも訪問できる距離です。

スタジアム道中は交通量の多い商業地と住宅地なので、徒歩で訪問しても不安になるような雰囲気はほとんどありません。

GEWISS STADIUM(ゲヴィス・スタジアム)

1920年代に開場した、100年以上の歴史を持つスタジアムで、当初の収容人数15,000人でした。

2019年夏から「Curva Nord(ホーム側ゴール裏)」の全面改修工事が始まり、その後「バックスタンド」から「Curva Sud(アウェイ側ゴール裏)」へと段階的に工事が進められ、2024年9月に完了しました。

約6年にわたる工事期間を経て、収容人数25,000人の近代的な専用スタジアムに生まれ変わりました。

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Bentornati a casa! Benvenuti nel nuovo Gewiss Stadium! Tutto pronto al #GewissStadium per ospitare la prima partita casalinga di campionato dell'Atalanta! In pochi minuti il racconto dei lavori che hanno riqualif...
(Curva Nord)

5年間にわたる工事であったため、最初に改修されたCurva Nord(ホーム側ゴール裏)のシートは、すでに色あせが始まっているように見えます。

(Curva Sud)

最も新しいエリアは「Curva Sud(アウェイ側ゴール裏)」ですが、実際にアウェイエリアとして割り当てられているのは隅の一角に限られています。

スタンドは全面一層構造で、大規模改修によりピッチと観客席の距離が非常に近くなり、臨場感あふれる観戦が楽しめるスタジアムとなりました。

メインスタンド側のファサードは歴史的な建築物として改修の対象外とされ、当時のまま保存されています。

飲食店も充実

スタジアムは街の中心部から離れていますが、バーやピザレストラン(Pizzium)、ファーストフード店(Burger King)も併設されているため、入場前の飲食に困ることはなさそうです。

公式ストア

公式ストアは、スタジアムと街の中心地の2か所にあります。

ATALANTA STORE – スタジアムストア

営業時間:

  • 月~土曜日10:00~18:00
  • 試合開催日:キックオフ4時間前(12時半キックオフの場合は9時半オープン)~試合終了1時間後

ATALANTA STORE – BERGAMO CENTRO

街中の公式ストアは、ベルガモ駅から約500mの距離にあり、世界遺産チッタ・アルタへ向かう途中に位置しています

■営業時間:毎日9:30~19:30

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