試合情報
- 2024年12月18日(水) 20:00K.O.
- 2024/25カラバオカップ・準々決勝
- サウサンプトン 1 - 2 リヴァプール
- 観戦エリア:
メインスタンド / 中段
ロンドンからサウサンプトンへ
本拠地「サウサンプトン」はイギリス南部の港町です。
ロンドンから鉄道で行く場合、「ウォータールー駅(Waterloo)」から「South Western鉄道(SWR)」が運行しており、所要時間は約1時間20分です。
鉄道運賃は予約時期や利用時期で異なりますが、今回は往復で£28(約5,600円)でした。
ロンドンからは日帰り圏内ですが、ナイトゲームのためサウサンプトンに1泊。宿泊費はロンドンと比べるとかなり割安感があります。
カラバオカップ準決勝
同じカラバオカップ準々決勝として、同日ロンドンで「アーセナルvsクリスタル・パレス」の試合がありましたが、サウサンプトンに訪問したことがなく、対戦相手のリヴァプールは遠藤選手の先発が予想されたため、こちらの試合観戦を選びました。
チケット価格は一律£30(約6,000円)で、どのクラブもカップ戦のチケットは安く設定しています。
加えてカップ戦チケットは、シーズンチケット対象外のことが多く、開催日が平日ということもあって良い席が取りやすいです。
またカップ戦では大幅に選手を入れ替ええることがあるので、リーグ戦では出場機会が少ない選手を長い時間観れるのもカップ戦の楽しみの一つです。
スタジアムへの行き方
本拠地「セント・メリーズ・スタジアム」は街の中心地近くにあり、交通手段はバスまたは徒歩です。
試合当日は、サウサンプトン駅からシャトルバスが運行しており所要時間は10分程度ですが、サウサンプトン駅や市街地から徒歩でも20~30分程度です。
公式サイトでも徒歩でのルートを案内しており、徒歩でスタジアムを往復する人の姿を多く見かけました。
セント・メリーズ・スタジアム
収容人数32,000人、スタンドは全面1層のシンプルな構造で、どこからも観戦しやすそうなスタジアムです。
アウェイ側ベンチのすぐ後ろにプレス席があり、その後方の20列目付近の席を購入しました。
リーグ戦ではメインスタンド中央付近の席を購入できる機会はあまりありませんが、良席をリーズナブルな価格で観戦できるのもカップ戦の良さです。
サウサンプトンFC
サウサンプトンはカラバオカップでは準決勝まで進んでいますが、リーグ戦はここまで1勝の最下位と苦戦しており、この試合の数日前にラッセル・マーティン監督を解任したばかりでした。
今シーズン、オランダAZから菅原選手が加入しただけではなく、FC東京から加入後トルコリーグへ期限付き移籍中の松木玖生選手、日章学園の高岡選手など、今度日本でも注目が集まりそうなクラブなので、何とかプレミアリーグの残留を果たしてもらいたいところ。
リヴァプールとは11月末にリーグ戦を戦ったばかりで、その時は一度はリードし、リヴァプール相手に勝ち点まであと一歩のところで逆転負けと惜しい試合をしていました。
開幕直後はスタメン出場の機会が多かった菅原選手ですが、ここ数試合は途中出場が続いており、この試合もベンチからのスタートでした。
リヴァプールFC
リヴァプールの新監督アルネ・スロット監督と菅原選手は2019/20シーズンにオランダAZで監督と選手として同じチームで戦った関係です。
期待通り遠藤選手は先発出場。今シーズンはベンチスタートが多く、出場時間も限られていますが、少ないプレイタイムの中でも役割を果たしている印象です。
今夏ユヴェントスから加入したものの、殆ど出場機会がなかったキエーザもメンバー入りしました。
試合開始直前から雨風が強まり、難しいコンディションの中での試合になりそうでした。
セインツvsリヴァプール
先発出場の遠藤選手に注目していましたが、試合開始からいつもとは違うポジションにいることが気になっていましたが、しばらくたってからCBでプレイしていることが理解できるようになります。
終始冷静なプレーはそこが本来のポジションであるかのように映りました。
先制はリヴァプール
開始直後から両チームともチャンスがないまま試合が進んでいく中で、先制したのはリヴァプール。
A・アーノルドから出たボールがセインツDFに当たり軌道が変わったところを、ヌニュスが冷静に決めて均衡が破れました。
リヴァプールの2点目は遠藤選手を経由したパスがエリオットに渡り生まれたゴールでした。
エリオットも久々の先発出場で結果を残します。
遠藤選手は時折高い位置を取り攻撃にも参加していました。
後半に巻き返す
セインツは、60分にC・アーチャーのゴールで1点を返します。
1点返した直後の後半30分過ぎに菅原選手が出場。すぐにチャンスを作り出すなど、右サイドが活性化していきます。
何度も質の高いクロスでチャンスを作り、スタンドも盛り上がっていきます。
同点に追いつけそうな勢いはありましたが、1-2のまま試合終了。
リヴァプールは準決勝に進出。
今後のセインツはリーグ残留が最大の目標になると思いますが、菅原選手は今後のスタメンを期待できる活躍でした。
マン・オブ・ザ・マッチ
後半からキャプテンマークを巻いた遠藤選手は今季初のフル出場でした。
リヴァプールのゲームキャプテンマークだったアーノルドが前半で退いたため、後半から遠藤選手がキャプテンマークを巻いていました。
90分を通して攻守にわたる中心選手で、ひいき目なしで「マン・オブ・ザ・マッチ」と言える活躍でした。
後日、遠藤に対するファンやメディアから称賛をよく目にしましたが、現地で観戦してもリヴァプールの選手の中でもひときわ存在感がありました。