試合情報
- 2023年12月20日(水) 19:00KO
- ラ・リーガ 第18節
- バルセロナ 3 - 2 アルメリア
- 観戦エリア:
バックスタンド1階席 / 前方エリア
カンプ・ノウ
本拠地「カンプ・ノウ」は、2023年夏から大規模改修工事を行っており改修工事は2024/25シーズンも続き、全て完成するのは2026年6月予定です。
2024/25シーズンは、シーズン前半はオリンピック・スタジアムを使用し、2024年11月以降に収容人数を50%に減らし工事をしながらカンプノウで試合を開催する予定です。
改修工事で3階席を増設し、収容人数を9万9000人から10万5000人へ拡大します。
カンプノウに隣接するバルサ・ミュージアムや公式ショップ、カフェ等の飲食店は工事中も営業しており、それなりに賑わっていました。
オリンピック・スタジアム
カンプノウ改修のため、2023/24シーズンはモンジュイックの丘にある「オリンピック・スタジアム」をホームスタジアムとして使用しています。
「オリンピック・スタジアム」は1920年代に開業し、1992年に開催されたバルセロナ・オリンピックのメイン会場としても利用された多目的スタジアムです。
スタジアム アクセス
モンジュイックの北側麓のスペイン広場から、試合の2時間前からと試合終了後1時間30分後まで3~4分ごとに無料シャトルバスが運行しています。
モンジュイック自体が観光地なので、無料シャトルバス以外にも路線バス、フニクラ(ケーブルカー)、ゴンドラなど多様な公共交通手段があります。
アクセスが悪いと評価のオリンピックスタジアムですが、スペイン広場からだとバスで10分程度なので悪評になるほど不便な場所とは感じませんでした。
オリンピック・スタジアム
オリンピックスタジアムの収容人数は50000人で、カンプノウの約半分のキャパシティで運営しています。
アクセスが悪いこと、陸上トラック付スタジアムであることなどの理由で地元ファンから敬遠され、シーズンチケットや一般チケットの売れ行きが悪いようで、殆どの対戦カードのチケットが試合開催日近くになると30~50%ディスカウントされており、クラシコでも完売しませんでした。
スタジアムの正式名称は「エスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニス」です。
仮のホームスタジアムなので、公式ショップも仮店舗で小規模なものしかありませn。
公式ショップはバルセロナ中心部に多数あるので、買い物は先に済ませておいた方がよいと思います。
スタンドは2層構造で、1階席前方は観戦しづらいためか、シートが張られ客席として利用されていません。
バルサのチケットは原則、席の選択が出来ず、希望したエリアの中からクラブ側が配席をします。(試合直前に選択できるようになる場合あり)
この日の席はバックスタンドの前方で、ピッチに設置された電照看板でサイドラインが隠れるような席位置でした。
1階席は傾斜が緩く、陸上トラック付スタジアムのロングサイド1階前方は思った以上に見づらいエリアです。
ロングサイド1階で観戦するなら後方の方が観戦しやすそうです。
2階席はピッチとの距離はありますが、1階席に比べスタンド傾斜角があるので、思った以上に観戦しやすそうで、1階席より2階席前方の方が良さそうです。
テレビ中継で観ると、ゴール裏はピッチとの距離が相当あるように思ってましたが、実際はそれほど距離は感じず、個人的には1階ロングサイド前方で観戦する位なら、1階ゴール裏の後方の方が楽しめそうでした。
実際にスタジアムに入ってみると、あまり期待していなかった分、思ったほど悪い観戦環境ではなく、同じトラック付スタジアムの国立競技場よりは大分良いと思います。
ラ・リーガ 第18節
バルサは公式戦直近3試合で勝ちがないだけに、今シーズン未勝利の最下位アルメリアは必ず勝っておきたい相手。
調子があがらないといえど、優勝争いをするチームと今季未勝利の最下位のチームの対戦なら、バルサが圧倒することを予想されます。
キックオフ直後からバルサのペースですが、圧倒しているというほどの力の差はなく、アルメリアにも先制のチャンスはありました。
前半は1-1
バルセロナ 1 - 0 アルメリア
⏱ 33分 ⚽ ラフィーニャ(バルセロナ)
バルセロナ 1 - 1 アルメリア
⏱ 41分 ⚽ L.バチストン(アルメリア)
先制したのはバルセロナでしたが、アルメリアは前半の内に追いつき、1-1でハーフタイムになります。
後半も接戦
バルセロナ 2 - 1 アルメリア
⏱ 60分 ⚽ S.ロベルト(バルセロナ)
バルセロナ 2 - 2 アルメリア
⏱ 71分 ⚽E.ゴンザレス(アルメリア)
後半、セットプレイからセルジ・ロベルトのゴールで勝ち越しますが、すぐに追いつかれ再び同点となります。
バルサは、この試合の直前、ペドリが練習中の怪我で戦線を離脱しました。
衝撃的なデビューを飾ったラミン・ヤマルもその後、怪我で離脱し、スタメンを掴むまでには至っておらず、若手の台頭の停滞が色々なことがあまり上手くいっていない現状を表しているかのようです。
アルメリア キーパーの好セーブ
アルメリアのゴールキーパーの好セーブが何本もあり、2-2で試合終盤を迎え、このままドローで終わりそうな空気が漂い始めます。
キャプテンの2ゴール
バルセロナ 3 - 2 アルメリア
⏱ 83分 ⚽ S.ロベルト(バルセロナ)
そんな嫌な空気が漂う中、セルジ・ロベルトのこの日2点目のゴールで再びリードし、そのまま試合終了となります。
勝つには勝ったが言葉通りの辛勝で、今シーズンのバルサの苦戦ぶりを象徴しているような試合内容でした。
この日の観客数は約35,000人で、収容率70%。
平日の早い時間帯で下位相手の試合にしても、2階席やゴール裏には空席が目立ちました。
チーム自体の調子があまり良くないということもあるかもしれませんが、スタジアム全体の熱量があまり高くないことも気になる試合でした。