
ビルバオへの行き方
ビルバオは、スペイン北部のバスク地方を代表する都市で、グッゲンハイム美術館に代表される現代アート、ピンチョスなどの美食、豊かな自然、そしてバスク独自の文化が共存する魅力的な街です。
「Bilbao」はスペイン語および英語名で、地元バスク語の「Bilbo」と表記されることもあります。

ビルバオ空港は、スペイン国内の主要都市に加え、イギリス、フランス、イタリアなどヨーロッパ各国を中心に、70都市への路線が就航するバスク地方の主要空港です。
同じバスク地方にあるサン・セバスチャンを訪れる場合も、ビルバオ空港を利用する方法が便利です。空港からサン・セバスチャンまでは直通バスが運行されており、所要時間は約1時間15分です。

日本ではサン・セバスチャンのほうが観光地として注目されることが多いですが、都市の規模ではビルバオのほうが大きく、グッゲンハイム美術館をはじめ、旧市街や美術館、近代建築など、さまざまな観光スポットがあります。
サン・セバスチャン空港は就航路線が限られているため、サン・セバスチャンを訪れる場合でも、ビルバオ空港を利用するほうが便利なケースが多くあります。
ビルバオ空港~サン・セバスチャン間のバス
- 所要時間:1時間15分(30~60分間隔で運行)
- 運賃:17€
ビルバオ市内~サン・セバスチャン市内間のバス
ビルバオ市内のバスターミナル(Bilbao Intermodal)~サン・セバスチャン間でバスが1時間に2~3本運行しています。
- 所要時間:1時間10~20分
運行会社は、avanza社とalsa社の2社が運行しています。
avanza社の方が運行本数が多く、午前中は60分間隔、午後は30分間隔で運行しています。
運賃はalsa社の方がお手頃です。
- avanza社:13.65€
- alsa社:8.16€
いずれもオンラインで予約はできますが、運行本数が多いので現地の券売機または窓口で購入しても問題ありません。
マドリードから行く場合
飛行機で行く場合
航空会社はイベリア航空、Air Europaのほか、LCCのvueling航空が運航しています。
- 所要時間:1時間
- 運航数:一日6~8便(時期で異なる)
早期予約で片道30€前後~、通常料金で50~100€程度
鉄道で行く場合
マドリード・チャマルティン駅からrenfe(スペイン国鉄)の高速鉄道が運行しています。マドリード発の列車は朝と夕方の一日2往復です。
- 所要時間:4時間45分
- 運航数:一日2便
料金は早期予約で20~30€程度、通常運賃で60€~。往復予約すると割引料金が適用されます。
バルセロナから行く場合
飛行機で行く場合
バルセロナとビルバオ間はは、バルセロナを拠点とするLCCのvueling航空が運航しています。
- 所要時間:1時間
- 運航数:一日3~7便(時期で異なる)
早期予約で30€前後~で利用することができます。
鉄道で行く場合
一日1往復、バルセロナ・サンツ駅からrenfe高速鉄道が運行しています。
- 所要時間:7時間
- 運航数:一日1便
・バルセロナ8:50発~ビルバオ15:36着
・ビルバオ15:20発~バルセロナ22:13着
運賃は片道40~60€程度です。
ビルバオ空港
ビルバオ空港は市街地から近く、空港から市街地までバスで20分程度です。
空港から市街地へは、路線バス(A3247番)が運行されており、15分間隔で利用できます。
- 運賃:5€(Barikカード利用で1.02€)
支払いはバス乗車時に現金やタッチ決済付きクレカでできますが、地元の交通系ICカード「Barikカード」を利用すると大幅な割引を受けることができます。(Barikカードについては後述)
「Barikカード」は、空港のバス乗り場近くの有人券売所で購入できます。

空港バスの発着点はサンマメス・スタジアムそばのバスターミナル「Bilbao Intermodal」です。
Barikカード
ビルバオ市内の公共交通機関

ビルバオ市内は、地下鉄、トラム、バスなどの公共交通機関が充実しており、ほぼすべての交通機関で交通系ICカード「Barikカード」が利用できます。
Barikカードを利用すると運賃が大幅に割引されるため、公共交通機関を利用するなら、まずBarikカードを購入するのがおすすめです。
Barikカードの特徴
- 通常運賃に比べ、最大約50%の割引
- 料金:デポジット3€+最低チャージ額は5€。追加チャージは5€単位で最大90€。
- 1枚のカードを最大10人まで複数利用可能
- 地下鉄を複数で利用する場合は、改札口で一人がタッチし、次の人に渡しタッチする。
- バスを複数で利用するときは乗車時と降車時に人数分タッチする。
Barikカードのほかに、時間単位で利用できる旅行者向け「Bilbao Bizkaiaカード」もあります。
- 24時間券:10€
- 48時間券:15€
- 72時間券:20€
Bizkaiaカードは、公共交通機関の乗り放題と観光特典がセットになった、観光客向けのカードです。
ビルバオに1~2日滞在して観光スポットを複数回るならBilbao Bizkaia Card、交通機関を少し利用するだけならBarikカードという使い分けが考えられます。
販売場所

Barikカードは、地下鉄の券売機、「Barik」の看板があるキオスクやタバコ店、商業施設、RenfeやEuskotrenの駅などで購入できます。チャージも、これらの販売・チャージ対応場所で行えるほか、専用アプリからも可能です。
(リンク先FAQ内「How and where can you purchase a Barik Card?」で案内)
乗車料金
(リンク先FAQ内「Where can you use the Barik Card in Bizkaia?」で案内)
Barikカード最大のメリットは運賃の割引です。
一般運賃とBarikカード運賃の対比
| 一般料金 (SINGLE) | Barikカード | |
| 地下鉄 | 【ゾーン】 ① 2.00 € ② 2.20 € ③ 2.25 € | 【ゾーン】 ① 1.02 € ② 1.19 € ② 1.30 € |
| トラム | 2.00 € | 0.74 € |
| renfe | 【ゾーン】 ① 1.65 € ② 1.95 € ③ 2.05 € ④ 2.60 € ⑤ 3.35 € | 【ゾーン】 ① 1.06 € ② 1.32 € ③ 1.56 € ④ 1.92 € ⑤ 2.46 € |
| バス (Bilbobus) | 1.70 € | 0.73 € |
| バス (bizkaibus) | 【ゾーン】 ① 2.00 € ② 2.20 € ③ 2.25 € ④ 3.40 € ⑤ 4.50 € | 【ゾーン】 ① 1.02 € ② 1.19 € ③ 1.40 € ④ 1.90 € ⑤ 2.45 € |
| 空港バス | 5.00 € | 1.02 € |
| バスク鉄道 (EuskoTren) | 【ゾーン】 ① 2.00 € ② 2.20 € ③ 2.25 € ④ 3.40 € ⑤ 4.50 € | 【ゾーン】 ① 1.02 € ② 1.16 € ③ 1.40 € ④ 1.90 € ⑤ 2.45 € |
| フニクラ (ケーブルカー) | 片道 3.50 € 往復 6.00 € | 0.73 € |
| ビスカヤ橋 ゴンドラ | 0.60 € | 0.60 € |
ビルバオ以外で利用できる交通機関
Barikカードはビルバオだけでなく、サン・セバスチャンの市バス(d・bus)やビトリア=ガステイスの市バス・トラムなど、バスク地方の各都市の公共交通機関でも利用できます。
サン・セバスチャンの公共交通機関

青と緑の車体にカエルのロゴマークが特徴のサン・セバスチャン地元のバス「d・bus」でも利用できます。
- バス(DBus):通常運賃1.95€→Barikカード利用で0.59€
- EuskoTren(バスク鉄道):通常2.00€→Barikカード利用で1.02€
※Amara駅(市街地)~Anoeta駅(レアル・ソシエダのスタジアム最寄り駅)の運賃
ビトリアの公共交通機関
バスク州の州都「ビトリア」のトラムもEuskoTren社が運行しており、Barikカードが利用できます。
- トラム通常運賃2.00€→Barikカード0.74€へ割引
ビトリアはラリーガの「アラベス」の本拠地でもあります。
ビルバオの主な交通機関
地下鉄(メトロ)


地下鉄の主要路線は2本(L1とL2)です。
運賃
- 一般料金:2.00€~
- Barikカード:1.02€~
運賃はゾーン制で、15分以内であれば別の路線への乗り換えが無料です。
1枚のBarikカードを複数人で利用することもできます。その場合は、1人が改札を通過した後、次の人にカードを渡して利用します。

スタジアムの最寄駅は「サン・マメス駅(San Mames)」で、駅を降りるとスタジアムはすぐ目の前です。
ビルバオ空港やサン・セバスチャンを結ぶバスが発着する「Bilbao Intermodal」の最寄り駅も「サン・マメス駅」です。サン・マメス駅とBilbao Intermodalは地下通路で直結しています。

丸を3つ重ねたメトロ・ビルバオのロゴマークが、地下鉄乗り場の入口の目印です。

世界遺産「ビスカヤ橋」へ行く場合も、地下鉄の利用が便利です。
ビスカヤ橋の最寄り駅は、L1(1号線)の「アレータ駅(Areeta)」または、L2(2号線)の「ポルトゥガレテ駅(Portugalete)」です。

ビスカヤ橋のゴンドラでもBarikカードを利用できますが、割引運賃は適用されません。
トラム


トラムはネルビオン川沿いを走っており、サン・マメス、グッゲンハイム美術館、旧市街、バスターミナル、Renfe駅など、市内の主要スポットを結んでいます。
そのため、スタジアムへの移動や観光の際に便利な交通手段です。
運賃
- 一般料金:一律2.00€
- Barikカード:一律0.74€

Barikカードの読み取り機はトラム車内ではなく、停留所に設置されているため、乗車前にカードをタッチする必要があります。
路線バス


赤い車体の「BILBO BUS」と、緑の車体の「BizkaiBus」の社が運行しており、いずれもBarikカードを利用できます。また、Barikカードを利用すると割引運賃が適用されます。
市内の主要スポットは地下鉄やトラムでアクセスできるため、観光でバスを利用する機会はそれほど多くありません。
Barikカードの利用方法は日本のバスと似ており、乗車時と降車時の2回、読み取り機にカードをタッチします。複数人で1枚のカードを利用する場合は、乗車時・降車時ともに利用人数分のタッチが必要です。
フニクラ(ケーブルカー)

ルバオの街を一望できる「アルチャンダ展望台」へは、フニクラ(ケーブルカー)を利用してアクセスできます。
運賃
- 一般料金:片道3.50€ / 往復6.00€
- Barikカード:片道0.73€

アルチャンダ展望台からは、緩やかな丘の上からビルバオの街をパノラマで見渡せます。
赤茶色の屋根が連なる旧市街から、近未来的なグッゲンハイム美術館、そして蛇行するネルビオン川まで、ビルバオを代表する景色を一望できます。

展望台からは、サン・マメスが街の中心部に位置していることもよく分かります。
ビスカヤ橋ゴンドラ

世界遺産に登録されている「ビスカヤ橋」のゴンドラでもBarikカードを利用できますが、割引運賃は適用されません。以前はBarikカードによる割引がありましたが、2025年6月時点では廃止されています。
運賃
- 一般料金:0.60€(22時~24時:0.80€)

観光名所である一方、地元住民の移動手段としても利用されています。
スタジアム アクセス

スタジアムへは、地下鉄・バス・トラムなどの公共交通機関が充実していますが、街の中心部に位置しているため、徒歩で訪れる人も多いようです。
そのため、試合終了後も公共交通機関の混雑は比較的少ないように感じられます。
“大聖堂”サン・マメス
本拠地「サン・マメス」は、「La Catedral(ラ・カテドラル/大聖堂)」の愛称で親しまれており、デザイン性や機能性の高さから、数々の賞を受賞するなど、多方面から高い評価を受けています。
スタジアム以上の存在
2023/24シーズンのサン・マメスの来場者数は約200万人で、そのうちサッカー観戦を目的とした来場者は約100万人でした。
残りの約100万人は、試合のない日に観光やイベントなどを目的にスタジアムを訪れています。
サン・マメスは単なるサッカースタジアムではなく、日常生活の一部であると同時に、観光名所としても親しまれる、ビルバオを象徴する存在となっています。
イルミネーション演出
試合のない日でも毎晩イルミネーション演出が行われており、夜にはスタジアムが美しくライトアップされます。
イルミネーション点灯時間
- 3~9月:22時から30分間
- 10月~2月:20時から30分間
スタジアム ツアー

サン・マメス(Athletic Club)のスタジアムツアーは、「AC Museoa(アスレティック・クラブ・ミュージアム)」と「San Mamés Tour」をセットで見学する形式です。
ツアーは、ガイド付き(英語・スペイン語など)と音声ガイド付き(英語・スペイン語など)の2種類があり、オンライン予約時に選択できます。
ツアー情報
- 開催日:火~日曜日、7・8月は毎日
- 営業時間:
- 3~10月:10時~20時
- 11月~2月:10時~19時
- 料金:
- ガイド付き:22€
- ガイドなし(音声ガイド):15€
所用時間はガイド付きで45分程度、音声ガイド付きの場合は時間制限はありません。
公式ストア

公式ストアはスタジアムに併設しており、品揃えも充実しています。
スタジアムストア営業時間
- 月~土曜日:10時~20時
- 日曜日:10時~19時
- 試合開催日の営業はキックオフ時間で異なる

スタジアムストア以外にも、グッゲンハイム美術館前と中心地のモユア広場(Moyua)近くにも店舗があります。
公式チケットの購入方法





